京都市木材地産表示制度(「みやこ杣木」認証制度)

京都市では、林業・木材産業の活性化と森林の適切な整備を進めるため、京都市内産木材の利用促進・普及啓発に取り組んでいます。

京都市内産木材の利用促進・普及啓発を効果的に進めるため、京都市内の森林で関係法令に違反することなく伐採された丸太などから加工された製材品(みやこ杣木)に証明書を添付して利用を推奨する制度(「京都市木材地産表示制度」、通称「みやこ杣木」認証制度)を運用しています。

この制度は表示基準を満たす製材品に、産地や品質を表示した証明書を添付することで、消費者や工務店の皆様に「みやこ杣木」を身近に感じていただき、広く利用していただくことを目指しています。

制度のねらい

◆ 「みやこ杣木」であることを明示し、公共建築物や民間建築物での利用拡大を促進することで、京都市域の約4分の3を占める森林の適切な整備につなげる。

◆ 「みやこ杣木」を積極的にPRし、消費者に広く知っていただくことで、京都市内産木材を知り、使うきっかけとする。

制度の内容

1.京都市域産材供給協会が認定・登録した製材所等(生産事業体)が、表示基準を満たした京都市内産木材(みやこ杣木)に、納品時に出荷証明書を添付します。

2.今まで基準があいまいで品質にばらつきの多かった一等材(並)に対し、この制度独自に節の大きさ等を規定した「京一等(きょういっとう)」の基準を定めています。

3.みやこ杣木を仕入れ、二次加工した製品(家具などの什器、木製品など)は、みやこ杣木製品として、販売することが可能です。※二次加工される事業者の認定・登録は不要です。
(表示の例)みやこ杣木を使用しています。
      京都市認証木材を使用しています。 など

みやこ杣木認証マーク

京一等とは

比較的枝の多い樹木の梢(こずえ:木の先の部分)に近い部分や樹木の内側(心材),また間伐材などから製材されます。様々な節の模様はもっとも自然素材の素朴さがあり,何十年もかけて成長してきた木材の力強さも,もち合せています。
京一等での節(ふし)は長径が30mm以下で,生き節以外の節にあっては,抜け節とならないよう処理が施されています。